「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」を読んでみての個人的なメモ
概要
- 中島 聡 氏著の「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」を読んでみての個人的なメモをまとめる。
- ※筆者が読んで感じたことのメモなので偏りや誤りがある可能性があります。
どうして仕事は終わらない?
- ズバリ結論だけいうとラストスパート思考で仕事をするから終わらない。
- 期限のある仕事を最後の追い込みでやろうとする → 予想外の事態がだいたい起こる → 予想外の事態はもちろん考慮していないので焦る → ミスをする。ラストスパートで仕事をするとこのようなスパイラルに陥りやすい。
見積もりと計画の時間と称して8割完了
- 10日で完了想定の仕事として割り当てられたものが「本当に10日で完了するのか」は作業者本人がやりきって初めて分かるものである。仮に「10日」を上司が決めたとしてもそれはあくまで「多分10日位だろう〜」という決め方に過ぎない。(計画段階ですべての想定を行い見積もるのは不可能なため)
- 「想定の2割の時間を使って8割の仕事を終わらせる」が鉄則らしい。
- まず、上司に「10日で終わるか確認したいので2日ください。」と伝える。
- 今回の日数に当てはめると着手から2日で8割の仕事の完了を目指して作業する。達成できれば10日で終わると上司に伝える。達成できなければ10日では終わらないので期限を延ばしてほしいと伝える。
- 2日間は本気で作業をする。100%ではない200%の集中力で仕事をすすめる。メールも、ミーティングも必要最低限のものだけ確認・参加する。
- 2日での作業は荒削りでもよいからとにかく8割完成を目指す。他の人の作業があってブロックされてしまうなら簡単なモックアップを作って自分の作業をすすめる。
- 2日で8割の仕事が完了したら後の8日で2割の仕事をこなし、完成度を上げる。
10日かかる仕事を3日で終わらせてはいけない
- 2日で8割まで完成させられたらなら、後1日200%の集中をすれば仕事を完了できる気がするし実際できる。
- ただ、これはあくまで「10日かかる仕事も200%でこなせば3日で終わる」ということだけである。おそらく3日目に「終わりました!」と上司に報告したらすぐに次の仕事をお願いされこの仕事も「普通の人なら10日だけど君なら3日でできるよね?」となってしまう。
- なのであくまで2日で8割、残りの8日は残りの2割を作業しより仕事の完成度を高める期間にしよう。すぐに終わらせたから後は遊んでいていいわけではなく完成度を上げるにはどうしたらいいかを考え実施する期間にする。